副業について~企業で働きながら事業を始めよう~その3

副業

働き方や生き方が多様化する時代となり、副業を解禁する企業が増加してきています。筆者も実際に企業で働きながら副業で事業を始めましたので、経験も踏まえてコラムを書いています。今回は連載の3回目です。

前回はこちら

副業で働くことの実態とは

前回は、副業の営業関係のお悩みについては次回にとしていましたので、今回はその辺からと思いましたが、その前に副業で働いている人々の実態について見てみましょう。

令和2年5月の内閣官房日本経済再生総合事務局による「フリーランス実態調査結果」によれば、日本国内における2020年の広義のフリーランス人口は462万人とされています。

この調査のフリーランスの定義では、①自身で事業等を営んでいる、②従業員を雇用していない、③実店舗を持たない、④農林漁業従事者ではない、※法人の経営者を含む、ということですので、大体、副業で事業を営んでいる人もここに入るかなといった感じです。

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会による「フリーランス白書2020」によれば、会社員のフルタイムに近い月間就業時間「140時間以上」の「フルタイムフリーランス」では、年収(経費控除前の売上ベース、世帯年収ではなく個人年収)400万円~600万円未満が22.7%と最も多く、雇用されている場合と同等であるとの調査結果になっています。

副業で仕事をする場合、どうしてもすきま時間や本業の終業後・休日に仕事をすることになりますので、月間就業時間は多くても100時間に満たない程度というのが通常であろうとは思われますから、上のフルタイムの年収から算出すると多くても年収300万円~400万円というところでしょうか。私の実際の昨年の年収と比較しても大体合ってるかなという感じです。

また、「フリーランス白書2020」によれば、仕事を始めてからの期間が長くなるほど、取引社数が増え、報酬も高くなっていく傾向があり、10年以上の層では35%以上が取引社数を「10社以上」と回答。年収が「400万円以上~600万円未満」とする人が3割以上を占め、「年収1000万円以上」と回答した人も1割以上に達しています。

この辺も、私自身も実感していますが、結局のところ、長く続けることで実績や人的資源が蓄積されて、多様なクライアントとの取引を可能にし、その結果として比較的高い報酬の獲得にも結び付いていくということになります。

気になる営業活動については

さらに、「フリーランス白書2020」によれば、直近1年間で最も収入が得られる仕事の受注経路は、「人脈」と「過去・現在の取引先」が全体の75.1%を占めており、営業・マーケティング活動をしている回答者は27.1%と少なく、具体的に実行している内容は「SNSで自身の活動について発信をしている」が70.1%、「勉強会や交流会などの集まりに積極的に参加している」が52.6%といったところです。

営業・マーケティング活動をほとんど/全く行っていない人が49.1%を占め、受注経路と合わせて考えれば、知人紹介や既存顧客のリピート、問合せなどPULL型で仕事を獲得しているフリーランスが大半を占めています。

実際、自分自身がどうしているかと言いますと、昨年の実績ベースで言えば、やはり「人脈」に相当する本業の方の既にOBになった上司や社内関係者の方からの引き合いでのお仕事が売上的には大きかったのが実情です。

次いで売上が大きいのは、所属している神奈川県中小企業診断協会の協会活動や研究会活動、協会の収益事業団体である神奈川中小企業診断士会の様々なプロジェクトからの受注ということで、こちらは「過去・現在の取引先」に相当する部分でしょうか。

後は、私の場合はクラウドソーシングや副業紹介のサイトに登録して仕事を探したり、オファーを受けたりといった形での受注でしょうか。これは金額が小さいものが多いですが、件数は多いです。最初はサイト経由で仕事を受注していた取引先とリピートは直受注になって継続しているようなケースもあります。

結局のところ副業も実績を積み重ねて売り上げを拡大していくというのが実態だといういうことですね。

次回は法人成りについて

副業で開業して、本格的に事業展開していくと、上に書いた通りそこそこの年収にはなってしまいますので、本業の収入と合わせると所得税が気になるところです。そこで、次回は法人成りについて書いてみたいと思います。

興味のある方は次回もまた読んで下さいね!!

では、また。

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