湘南診断士ネットは「自主的な相互研鑽による理論の深化と実践を通じて地域に貢献する」というビジョンの元、会員のスキルアップを図る活動に取り組んでいます。４月度の定例会では、外部講師をお招きして、会員以外の中小企業診断士も参加できるオープンセミナーを開催いたしました。
講師には、湘南地区で、創業支援にあたられている湘南産業振興財団 佐藤 和彦 様 小規模事業の支援にあたられている、藤沢商工会議所 井上 雅晴 様 様 をお招きしました。
当日は、湘南診断士ネットの会員に加え、神奈川県中小企業診断協会の会員や、県協会入会希望者34名の参加をいただきました。
地域支援機関の事業者支援の現場感を学ぶ
第一部のパネルディスカッションでは、各支援機関が、相談に訪れる多くの創業希望者、小規模事業者に対し、限られたリソースの中、どのように事業者に寄り添い、げ、希望を持たせ、そして現実可能な事業計画の立案へと導いていくかについてお話をいただきました。支援機関の職員だけでは対応できる事業者の数が限られるため、中小企業診断士と連携しながら、「伴走支援」へと繋げてく流れなど「超現場感」が感じられるお話をいただきました。また、悩んでいる事業者を、再生、成長へ繋げていくことが、地域のひいては日本の活性化につながる、それを担う中小企業診断士の使命は大変重要など、中小企業診断士に対する期待についてもお話をいただきました。
グループワークで、事業者支援を体感
後半は、佐藤様、井上様より、日頃の事業者からの相談に基づく事例を提供いただき、事業者へのアドバイス、提言を参加者が行うグループワークを実施しました。
参加者からは「今現場で、事業者よりどういう要望、意見があるがを実感できた。」「強みを見い出す難しさを実感した」「事業者を否定しない － 褒めて直していくことの繰り返しの重要性を確認できた」「よいセミナーだった。ただ、時間がもう少し欲しかった」など、新たな発見や知見拡大に繋がったというご意見をいただきました。
湘南診断士ネットでは、今後も、このような、学びの機会をつくっていきたいと思っています。
最後となりますが、本セミナーにご協力いただきました、講師の井上様、佐藤様、そして実行委員のみなさまにこの場をお借りし、お礼を申し上げます。
（記：湘南診断士ネット 幹事 武田 潔）
